うつと漢方療法

最終更新: 2月19日

うつ病は何らかの原因で気分が落ち込み、生きるエネルギーが乏しくなって、その結果、体のあちこちに不調があらわれる病気です。

日本人の5人に1人が、一生のうちで一度はうつ病を経験するといわれていますが、そのうち治療を受けている人はわずかであるといわれています。


うつ病は精神面、身体面にさまざまな症状があらわれます。

「軽いうつ病」に悩む人たちは普通に見えるために「単なる甘えだ」と誤解されたり、本人が病気と気がつかず、適切な治療を受けないでいる場合も少なくないようです。

正しい知識を身につけ、適切な治療を受けましょう。


うつ病になりやすい人の特徴

誰でも複数のストレスを抱えていますので、誰もがうつ病と無関係とはいえません。

しかし、特に次のような人がストレスにさらされた上で、傷心、転勤、出産などで違う環境に置かれると、うつ病になりやすいといわれています。


・ まじめで仕事熱心

・ 完全主義で几帳面

・ 仕事や家事を人任せにできない

・ 融通がきかない(思考が柔軟性に乏しい)

・ 人にどう見られているか非常に気になる


うつ病の症状

うつ病は精神面、身体面にさまざまな症状があらわれます。


精神症状

・物事をやるのがおっくうで早くできない

集中力が落ち、仕事を能率よくできない

人に会いたくない、人と一緒にいたくない

寝てもさめても同じこと(心配ごとや悲観的なこと)を考えている


身体症状

眠れない、頭重感、頭痛、めまい

食欲不振、胃部不快感、便秘、口が渇く

肩こり、背中や腰などからだの痛み

息苦しい、動悸がする

手足のしびれ感、嫌な汗や寝汗が出る

排尿困難、性欲低下、女性では月経不順など


漢方ではこう考えます

漢方による治療は、精神症状だけでなくお客様の全体を診るとことが特に大切です。漢方では、体と心の両面に働きかける治療をします。

内臓では、精神活動と関係の深い(しん)と(かん)を中心に、エネルギーの生成の中心である(ひ)や(じん)の改善も必要となります。


自律神経が乱れて起こる症状は(かん)の失調と考えます。

さらに進行すると(しん)の異常が起こり、うつ病を発症すると考えられています。

漢方で考える(しん)の働きは、心臓のポンプ作用だけでなく、脳の機能も含まれます。心に問題がおこると、不安感や動悸、不眠などの症状が現れ、うつ病に進行する場合もあります。


同じくらいのストレスを受けても、みんな症状が出るわけではありません。

精神的ストレスや環境の変化(引越・介護・人間関係・仕事など)がつづくと、特に気虚(ききょ)や陽虚(ようきょ)という、エネルギー不足の方に症状が出やすいようです。


一般には体力が上がると、神経は安定化する傾向にあります。体の弱い人は、まずは体力回復が重要です。

その基本は、陽気(エネルギー)を補いながら、心の栄養を充実させることです。


すなわち、内臓の働きを健康に導くことで、心と体を正常化します。

漢方医学は「ストレスに強い体づくり」を重視しているのです。





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