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蕁麻疹(じんましん)とは

ムズムズ、チクチク・・・カラダがかゆくて仕事に集中できない!気になって眠ることもままならないなんてこと、ありませんか?


「このかゆみ、この赤み我慢できない!」「引っ掻きたい衝動にかられるけれど、掻けば広がって、またかゆみが出て後悔することも頭ではわかっている・・・」と、どうにもならないそのかゆみ、もしかして「蕁麻疹(じんましん)」かもしれません。


皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると消えてしまう発疹を“じんましん”といいます。


地図状に広がる大きいものから虫刺されのようなものまで、発症する箇所や大きさ、時間帯などにも個人差があります。


いてもたってもいられない、我慢できないほどのかゆみを伴うことや、熱を持ち焼けるような痛みを感じる場合などもあります。




蕁麻疹が発症する原因


蕁麻疹の7割は原因不明?!

実は蕁麻疹が発症する原因の多くがはっきりとはわからないとされていますが、発症する可能性として以下のようなことが考えられます。


食べ物による原因

えび・蟹などの甲殻類、青魚などの魚介類、牛乳・チーズなどの乳製品、穀類、卵、食品添加物、豚肉などの肉類。(小麦、ソバ、乳製品、卵、落花生は、五大アレルギー成分といわれています。)


乳製品や肉・魚・卵などに含まれる動物性のタンパク質や、油などはすぐにカラダの外に排出されにくいものなので、普段食べているときはなんともなくても、その日の体調が優れなかったり、疲れていたりするとアレルギーとして反応することもあります。


精神的な原因

人のカラダは本来、カラダに毒素が溜まったとき発汗や排泄でカラダの外に出そうとする機能が備わっているのですが、その機能がうまく働かない時に皮膚疾患として症状があらわれやすくなります。


ストレスもカラダの毒素のひとつと捉えられます。


現代のストレスフルな社会に起こりやすい症状の一つかもしれません。


その他の原因

犬猫などの動物・金属などの接触・薬の副作用・寒暖差・太陽光や汗などでも起こる場合があります。


ありとあらゆるものが原因になる可能性があります。




漢方での蕁麻疹の考え方


漢方では「皮膚は内臓の鏡」と考えられており、体質的な素因にも左右されやすいのですが、治療をするときは、まず皮膚の状態を見極めるようにします。


よく皮膚を観察すると、かゆみの強いものや水気を含んだもの、腫れがあるものなど、症状は一様でないことがわかります。


こうした症状の現れ方から、次の4つのタイプに分けて治療をします。


1.かゆみの強い症状

かゆみは「風邪[ふうじゃ]」の影響を受けて発生すると漢方では考えています。

健康な皮膚を風のような速さでかゆみが襲うことから、かゆみは風[ふう]の影響による症状と考えたのです。


2.ジクジク型の症状

患部に水を多く含んでいるこうした症状は、「湿邪[しつじゃ]」の影響を受けていると判断します。


3.発赤型の症状

患部に赤みがあり、炎症が強く出ている場合には、「熱邪[ねつじゃ]」の影響を受けていると考えます。


4.カサカサ型の症状

1~3の症状が長く続いて慢性化してくると、体内の栄養物質(血:けつ)が不足し、カサカサした症状へと変化していきます。


患部が乾燥性であることから、栄養物質(血:けつ)や潤い物質(津液:しんえき)の不足による皮膚症状と判断します。


このように、大きく4つのタイプに分けられますが、実際は、これらの症状は重複的に表れることが大半です。


どの症状が強いかを判断して薬を使い分けることが大切になります。




蕁麻疹の出にくいカラダづくり


原因がはっきりしないことの多い蕁麻疹ですが「打つ手なし」とあきらめるのはまだ早そうです。大事なことは蕁麻疹の出にくいカラダづくりをしていくことが予防につながります。


1.ストレスや疲れをためこまない

蕁麻疹に限ったことではありませんが、ココロが不調になればカラダにも不調が現れてきます。


ストレスというココロにとっての”毒”をずっとためこみ続けていれば、いつかは、必ず、あふれ出てくるのです。



2.食事の改善

蕁麻疹の原因となりうる

動物性のタンパク質や油を避けるのはもちろん、チョコレートや辛いもの、アルコールなどの刺激物も蕁麻疹を助長してしまう可能性があります。


症状が出ている時は摂取を控えたほうが良いでしょう。



3.睡眠・生活習慣の改善

不規則な生活や睡眠不足が与えるカラダへのダメージは、自分が思っている以上に大きいもの。


疲れをうまく解消できておらず、気づかないうちに慢性疲労になっていることもあります。


また、睡眠は自律神経や免疫力にも多くの影響を与えていると考えられています。

良質な睡眠をとることも大切です。



もし、蕁麻疹が出たときには「何をしていた時に発症したのか」「どのような状況だったのか」を自分でよく考えてみましょう。


原因不明の蕁麻疹には、自分自身に気づくということも重要です。(例:アクセサリーをつけたら出た 日光浴をしていたら出たなど)


生活習慣を見直してみることで、かゆみがなくなることもあるかもしれません。






当店は完全予約制となっております。

カウンセリングと説明をさせていただきますので、まずはお電話でご予約をお願いいたします。





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