痛みと漢方療法

更新日:2月19日

痛み

ひざの痛み

ひざの痛みは“肝(かん)”“腎(じん)”の老化です。

気(エネルギー)血(栄養物質)が不足し、有害な水分や冷えなどの外部因子が侵入しやすくなります。結果、痛みが発生します。漢方では、痛みを抑えるとともに、腎と肝の働きを補う治療をします。


神経痛

神経痛の痛みを「痺証(ひしょう)」と呼んでいます。

痺とは「つまって通じない」という意味で、風や寒さ湿気などの環境因子がからだの活動に必要な基本物質である気(エネルギー)血(栄養物質)の流れを妨げた状態を指します。

つまって通じない部分が「痛み」となって現れます。

急性の神経痛は環境因子の影響で起こります。慢性の場合それに加えて病気に対する抵抗力が不足するなど、体質素因がからみます。


リウマチ

過去に大きな病気を経験した人や、生まれつきからだの弱い人、慢性病で体力が衰えている人などは、全身のエネルギーや栄養になる気血が不足した状態にあります。

気や血が流れにくくなると、関節も栄養不足になります。そうなると、からだ全体の抵抗力が弱くなり、気候や環境などのわずかな変化にも対応することができなくなります。こうして発生するのがリウマチです。

リウマチは慢性化しやすく関節や骨の変形など病気が複雑になっていくことも少なくありません。それだけに、早めの治療が何よりもたいせつです。


頭痛

こめかみが痛む頭痛。頭頂部が痛む頭痛。前頭部が痛む頭痛など、さまざまな症状があります。

漢方では、そうした痛みの性質や部位、持続時間などの面から痛みの原因を判断します。特に慢性頭痛はからだの中の体質的な問題が背景に潜んでいます。五臓(肝・心・脾・肺・腎)のどれかが傷つけられると、痛みは慢性化しやすくなります。


腰痛

最近は若い人にも腰痛が増え、大きな問題となっています。腰痛を起こす原因の大半は、脊椎を前後から支える腹筋・背筋の衰えからきています。“腰は体の要”といわれるほど大切な部位です。腰が痛いときは、すべての動作がスムーズでなくなってしまいます。


高齢者の増加、運動不足や食べ過ぎによる体重の増加、職場でのストレスなどの理由で、慢性的な痛みを訴える方が増えています。


変形性腰椎症・腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなどは、老化に伴う体の衰えによる変化で、慢性的な痛みを起こします。


慢性的な腰痛は、栄養を与えたり、体を温める漢方薬

が適しています。年のせいとあきらめる前に、漢方薬をご相談ください。


漢方では、腰痛は湿気や冷えにより、エネルギーや栄養の運行障害で起こると考えます。また、“腰は腎の府”といわれ、生命力の源のような働きをする「腎」は骨や軟骨の成長を担っており、年とともに腎が弱ると骨・軟骨が減ったり変形して、腰痛や坐骨神経痛になりやすくなります。


五十肩

五十肩は、筋肉・腱・鍵板などの加齢による変化をベースとして、関節包や滑膜、腱や腱板などの肩関節のまわりに生じる炎症性の疾患です。

炎症が長期にわたり、関節包内で癒着を起こすと、癒着と痛みのため関節の動きが制限されて、肩関節が動かせなくなります。


加齢による筋肉・腱・腱板の衰えや弾性の低下がベースにあり、肥満や飲酒、湿気や冷えなどにより、体内に「痰」(余分な水分の停滞)ができて体の巡りを阻滞することが原因と考えます。

上のものを取ったり、下のものを取ったりして、普段あまり使わない動作をすることで腱や腱板に炎症を起こして発生します。



當主のココがポイント

からだの中には、「経絡(けいらく)」という通路が流れています。経絡は気(エネルギー)血(栄養物質)を全身へ運ぶ役割をもっており、経絡の流れに異常が起こったときに「痛み」というからだからの警告を発します。

寒さ、湿気、ストレス、食事の偏り、疲労、血(ネバネバ血液)、外傷などによって経絡の流れが滞って起きる運行障害の痛みを「不通則痛(ふつうそくつう)」と呼んでいます。

また、体力の衰え、老化、虚弱体質、慢性病などにより、本来からだに必要な気血が不足して起こる栄養不足の痛みを「不栄則痛(ふえいそくつう)」と呼んでいます。

漢方治療は、この経絡の中の気血の流れをスムーズにすることで痛みを和らげるという理由です。




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