関節リウマチは、関節の腫脹、疼痛、変形などの症状を伴って慢性に経過する多発性関節炎です。
四肢の関節には滑膜の炎症、肉芽性増殖がおこり、関節の腫脹、疼痛、運動制限などが現れ、病変が進行すると関節の拘縮、変形、強直などの症状が見られます。
関節リウマチの原因
関節リウマチは体の中の免疫という仕組みがおかしくなって起こります。
免疫とは、病気にならない、なりにくい、病気から速やかに回復する、病気の進行を抑えるなど体を守る一番大事な働きをしており、体に侵入してきた細菌やウイルスを殺してくれる機構ですが、
リウマチの場合や膠原病では、この免疫機構がおかしくなり自分の体を攻撃して、壊そうとするので関節リウマチの腫れと痛みは、免疫の働きに異常が生じたために起こるものと考えられています。
関節リウマチの治療
非ステロイド性抗炎症薬
ステロイド(副腎皮質ステロイド)
杭リウマチ薬
生物学的製剤(バイオ医薬品)など
漢方での関節リウマチの考え方
過去に大きな病気を経験した人や、生まれつき身体の弱い人などは、
全身のエネルギーや栄養になる気血が不足した状態にあります。
気や血が流れにくくなると、関節も栄養不足になります。
そうなると身体全体の抵抗力が弱くなり、気候や環境などのわずかな変化にも対応することができなくなります。
こうして発生するのが関節リウマチです。
関節リウマチは慢性化しやすく関節や骨の変形など病気が複雑になっていくことも少なくありません。
それだけに早めの治療が何よりも大切です。
(リウマチの痛みの症状 と 対処法) |
・四肢の関節が赤く腫れる ・熱感をともなう痛み ・関節を冷やすと楽になる ⇒炎症を抑え、腫れを取り除く |
・関節の曲げ伸ばしがつらい ・痛みとしびれがはげしい ・ひざの変形 ⇒血液循環をよくし関節に栄養を与える |
・関節が重く腫れて痛む ・痛みが長期化している ⇒からだ全体の精力・活力をつける |
関節リウマチは経過が長く寛解(病状が治まっておだやかであること。)と増悪を繰り返すので比較的副作用の強い西洋薬を長期間使用することが多いです。
漢方薬を併用することで身体の状態が良くなるとともに関節リウマチの憎悪の程度も次第に軽くなる方も多いです。
また、西洋薬の使用量も減量できれば副作用の軽減にもつながると思います。
さらに経過がながくなることで痛みや運動制限のためにおこる精神的疲労によるうつ状態、体重減少、貧血なども漢方で言う補剤を用いて整えていくと良いと思います。
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