糖尿病という疾患は、古くから知られている疾患で、昔から「消渇(ショウカチ)」という臨床像がそれを現していると考えられてきました。
しかしながら、消渇という臨床像は、糖尿病が進行した状態であり、現代の糖尿病はほとんど自覚症状もなく、健康診断で始めて発見される患者も多く、この段階で病態を分析し、進行を防ぐ治療法が必要とされています。
糖尿病は血液中の血糖を調節するインスリンという膵臓からホルモンが足りなくなったり、働かなくなったりするために起こります。
そのために、体にうまく利用されない糖分が血液中にたくさん溢れて、高血糖症を引き起こすわけです。
それは長く続ければ、血管を傷めたり神経の働きに影響を与えて、多彩な合併症を引き起こすことで大きな障害となります。
漢方での糖尿病の考え方
高血糖の状態における糖は”濁”(邪気)であり、糖尿病は”濁”邪の停滞と関わっています。
末梢血管障害はこの邪実の状態を引き起こした”血瘀”や”湿濁”の停滞によるものだと考えられます。
また、本来、”気”になるべきものが邪に変わりますので、当然”気”は不足し、”気虚”の症状を呈し、衛気虚になれば易感染、営気に及べば皮膚病巣を起こしやすくなるわけです。
糖尿病に対して、食事と運動不足療法、病院ではインスリン療法や血糖降下剤などで血糖のコントロールが主流ですが、漢方療法を併用することで体質を改善や神経障害、網膜症、腎臓障害などの合併症の予防、喉の乾き、尿量増加、体のだるさ、体重減少などの症状の緩和などを目指します。
漢方相談では、カウンセリングを通してお客様一人ひとりの症状や体質を確認しながら、それに合う漢方薬のご提案や、体質の根本的な改善のための生活アドバイスを行っています。
快適に毎日を過ごすために、漢方相談をぜひご活用ください。
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