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めまいとは

めまいは、目の前がグルグル回る回転性のものや、雲の上を歩くようにふわふわする浮遊性のものなどがあります。


めまいは、過度に忙しい状況が続いて疲労が蓄積したり、強いストレスを受けたりすると起こることが多いです。


めまいの種類と症状


立ちくらみのようなめまい

「立ち上がるとクラッとする」「目の前が真っ暗になった…」などと表現されるめまいで、頭からスーッと血の気が引いていくような感覚を覚えます。立ちくらみはこれにあたります。



回転性のめまい

「天井がぐるぐる回る…」「自分が回っている感じがする」などの症状があるめまいです。


体のバランスを保つ平衡機能の異常、脳が情報を処理できなくなることによって起こるといわれています。



浮動性・動揺性のめまい

「体がフワフワ浮いている感じがする」「頭や体がグラグラ揺れている…」といった感覚があるめまいです。


実際に歩くとふらついたり、車酔いに似て気分が悪くなったりするといわれています。




めまいの原因


ストレスや自律神経の乱れ

ストレスや疲労、睡眠不足などによる自律神経の乱れは、めまいの原因や悪化のきっかけになるといわれています。



耳の異常や病気

耳の奥にある内耳は、聴覚とともに平衡感覚をつかさどっているので、この場所の異常が原因でめまいが起こることがあるといわれています。


また、前庭神経炎、メニエール病、突発性難聴なども、めまいを引き起こす原因といわれています。



血圧の低下

急に立ち上がるなどで血圧が下がって、脳に送られる血液の量が一時的に少なくなるとクラクラする立ちくらみといっためまいが起きやすくなります。



酒やタバコ

アルコールやカフェインの摂り過ぎや、タバコの吸い過ぎもめまいの原因になる場合があります。


アルコールは平衡感覚を維持する三半規管に異常を起こさせます。タバコのニコチンは、血管を収縮させて酸素不足を引き起こします。どちらもめまいを引き起こす要因となり得ますので注意しましょう。




漢方でのめまいの考え方


天気の変わり目や気圧の変化などが原因で起こるめまいは、気血水で考えるカラダの中に水分が滞りやすい人。水滞です。むくみやすい・汗がべたつく・カラダが重く感じるなどの症状があります。


また低気圧などの気候の変化だけでなく、痰飲など胃腸の状態の悪化もあります。


肝陽上こうで高血圧傾向でイライラし易い人。老化や過労で腎虚の人。


また普段から、疲れやすい、食後眠くなる、立ちくらみなどの症状がある人は、慢性的な気虚・血虚の可能性もあります。



水滞(すいたい)

雨の日に起こりやすいタイプ。水太りでぽっちゃりしている人が多い。


カラダの中に水分が滞りやすく、気の動きが悪くなるため、めまいやむくみなどの症状が起こる。


水滞とは、カラダの中にある水分が滞ってしまう病的なものをさしている。



腎虚(じんきょ)

老化や過労など腎の衰えによって起こるタイプ。


腎とは、成長・発育などに関わる機能をさしている。


腎の機能が低下すると、めまい・耳鳴り・白髪・足腰の衰えなどの老化現象が現れる。



肝陽上亢(かんようじょうこう)

ストレスが原因により頭に血がのぼっているタイプ。


肝の気がカラダの上の方に現れるとイライラしたり、頭痛がしたり、めまいが起きたりする。


肝とは、全身の気をめぐらせ、精神状態を安定させる働きがある。



気血両虚(きけつりょうきょ)

気血が不足することによりエネルギーが不足しているタイプ。


気虚・血虚などが原因で頭の栄養不足が起こることによりめまいや疲れなどが起こる。


睡眠不足や汗のかきすぎ、ダイエットなどでも起こる。




めまいが起こりやすい人は・・・


めまいがなかなか治らない方は、普段の生活を改善していくことが必要です。


例えば、雨の日や気圧の変化で起こりやすい水滞タイプは、体の中にいらない水が貯まりやすいです。

カラダの冷えを取り除き基礎代謝を上げることが必要です。



クーラーのある部屋で長時間過ごすときは、温かいとうもろこし茶などを飲み水はけをよくすると良いと思います。カラダが冷える前に準備しておきましょう。


特に下半身の筋肉が少ない方は、カラダを温める力が弱いため、気血のめぐりも悪い可能性があります。



普段から、疲れやすい、食後眠くなる、立ちくらみなどの症状がある人は、気虚・血虚の可能性がありますので消化器のはたらきを高め、栄養をすみずみにいきわたらせ、「気」と「血(けつ)」の両方を補うと良いと思います。



痰飲(カラダの中にある水分が代謝障害によって滞ってしまった病的なもの)など胃腸の状態の悪化でおこる場合もあるので気をつけたいものです。


原因がわからないめまいに対して病院の安定剤が有効な場合もあります。



現在おきているめまいを抑えるために病院の薬を使う事は必要かもしれません。


だだ、何回も繰り返し起こるめまいに対して漢方では患者の体質を考慮して方剤を選ぶことができます。


また、漢方薬を続ける事でめまいを予防することも可能です。






当店は完全予約制となっております。

カウンセリングと説明をさせていただきますので、まずはお電話でご予約をお願いいたします。





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